みんなおばあちゃんに生きてて欲しい
って思ってる。

だから、頻繁に声をかけて刺激を
与えるようにしている。

そうしないと、そのまま眠りについてしまう
そんな感じがするから。

目を開けて。
声は聞こえている?
ご飯食べる?
みんないるよ。
分かる?
頑張って。
また温泉行こうよ。

おばあちゃんは苦しそうに
目を開けたり、わずかにうなづいたり。

その中で1人だけ違う人がいた。
おばあちゃんの娘。
父の妹。

苦しいね。
よう頑張ったね。
もうすぐ楽になるからね。

他には僕しかいなかった。
おばちゃんは何だか安心したような
表情をしていた。

叔母さんが一番おばあちゃんの気持ちを
分かってるってことなのかな。

苦しいんだよね?
早く楽になりたいんだよね?

生きてて欲しいって想いはこちらの
勝手な願いなのかな。

でもね、みんな一生懸命なんだよ。


その病院は古くて小さい。
終末医療がメインなのかな。
入院患者はみんな老人ばかり。
そしてほとんどが寝たきりだから
廊下を歩いている患者に会ったことがない。

廊下を歩いていると、顔だけこちらに
向けて、じっと見てくる。
あの目をどう表現すればいいかな。
すごく怖い。


昔、世にも奇妙な物語か何かで見た
話を思い出した。

それは、ある家族が入院しているおばあちゃんの
お見舞いに行く所から始まる。

おばあちゃんはもう長くはなく、話ができない。
でもココロの声が女の子だけには聞こえた。

おばあちゃんにはやり残したことがあって、
女の子に体を貸して欲しいと願いでる。

おばあちゃんの願いを聞き入れた女の子と
ココロが入れ替わる。
女の子の体を得たおばあちゃんは
やり残したことをやりとげ
自分が入院している病院に急ぐ。

女の子はおばあちゃんの中で
苦しい思いをして、待っている。

おばあちゃんの体が最後を遂げる
ギリギリに間に合った。

そこで場面が変わり、おばあちゃんが
亡くなって、家族が去っていく。

その女の子の顔には不敵な笑みが・・・。

そう、おばあちゃんはココロを
自分に戻さなかった。

死んだのはおばあちゃんの体と
女の子のココロ。

その話を見た時、すっごい怖かった。


何が言いたかったのか良く分からない
文章になってる・・・。


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