12月1日の日記

2012年12月1日 日常

おばあちゃんはずっと寝ている。

そんな時間が増えている。
こちらから話さないと、目を開けない。
もうほとんどしゃべらない。

ご飯も飲み込めなくなって
ゼリーだけの食事になった。

全ての動きがつらいかのように
呼吸だけをしている。

きっと人が究極に疲れると
そうなるのもしれない。

たまたま1人でいた時に
おばあちゃんがうなされたかのように
声を出した。とても苦しそうに。

誰もおらせん。
生きててもしょうがない。
早く殺してくれ。
早く息を止めてくれ。
何でこんな苦しい思いを
しなきゃいけないんだ。

すごい恐い顔だった。
周りに人がいないって分かるんだね。

おばあちゃんは1人じゃない。
みんないるよ。
みんなおばあちゃんと
一緒にいたいんだよ。
おばあちゃんはいてくれるだけで
良いんだからね。

って言っても首を振るばかり。

きっとずっと寂しかったんだよね。
ここ数日、会社帰りにメールしてたけど、
もっと前からしろよって思う。

孤独を感じながら生きることは
本当につらいと思う。

生きがいがないとね。

もしかすると、僕のメールが
おばあちゃんの楽しみになったかもしれない。
今日はどんなメールをくれるんだろ
って思ってくれたかもしれない。

たらればばかり。
何やってんだろ。


帰りに多くの親族が集まった。
それを感じたのか
おばあちゃんが目を開けている
時間が多くなった。
呼びかけにも応じた。
ひ孫の名前も呼んだ。

これが大切なこと。

おばあちゃん
まだまだ生きなきゃいけないよ。
生きてて欲しいって思う人が
こんなにいるのだから。





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