最後の最後

学校の閉講式があった。



開講式と同じように講堂に集まって

一人づつ名前を呼ばれて、「はい」って起立。
終了証書をもらって、気分は学生時代。


この雰囲気をまた味わえるとは・・・。
この気持ち大切。



とは言え、よっぽどでない限り終了はできる。




この後の試験に合格しなければ意味はない。




どんなに言ってることが正しくても

合格しなければそのコトバは届かない。




そんな社会だからそのルールに従うしかない。

この先を考えると、こんなところで

躓いている場合ではない。







閉講式の後の別れの会では、見事に泣かされた。

今のままじゃ辛すぎるよね。

頑張り過ぎないように。

って講師に言われて・・・。




その時は素直にコトバを聴いていたが、

今冷静に考えると見事講師の技法にはまった。




別に講師はそんなに僕のことを知っているわけじゃない。

僕の発言のはしばしに

つらいんです。

結構頑張ってるんです。

的なニュアンスを読み取ったのだと思う。




だから感情のコトバを伝え、僕に寄り添うように

見せかけた。




僕は分かってくれる人がいるって思い涙・・・。




これはまさにこれまで習ってきたことそのもの。

傾聴してクライエントに寄り添う

自分で経験するとはね。




でもこれで腑に落ちた。


だから相手の事柄の話から感情を感じ取る
ことがいかに大切か。

そしてそれをいかに相手に伝えるか。

そんな難しいコトバでなくていい。


頑張ってるね。
大変だね。
つらいよね。
くやしいよね。


それができればラポールを形成できたも同然。
相手のココロは受容を欲しているのだから。



そらミカタだと感じてもらえるよね。



最後の最後で勉強させてもらった。



おもしろい



打ち上げが終わった帰り
もう終わっちゃったのか。

って想いがやっぱり駆け抜ける。




ホッとして体の中に疲れが漂ってきた。

でもとても心地よい疲れ・・・。


ぐっすり眠れる気がする。








試験まで87日