足が悪い老人。

片足を引きずりながら、横断歩道のない車道を横切っている。
本来その先に行くには、地下に下りてからまた上がらなければならない。

足が悪くて、老人だからその行為は見過ごすべきなのか?
車は、老人が渡りきるまでおとなしく待っている。
きっと若者が同じ行為をしたら、激しくクラクションを鳴らされるだろう。

年を取って、誰もが神経図太くなっていくのは分かる。
開き直りってやつを持たないと生きていけないことも。

でも何か引っかかるんだよな。

そこに行くには、地下に下りなきゃいけないけど、
ちゃんとエレベーターだってある。

きっとあの足の悪い老人は、先を急がなければいけない用事が
あったのだと思う。
そう思いたい。

そうやって性善説に立って物事を考えていくと、世界は広がる。

バスや電車の中もそう。

お年寄りに席を譲るのは当たり前。
でも
その若者は、風邪でしんどかったのかもしれない。
重い病気で立っていられなかったのかもしれない。

その時その時で弱者は変わってくる気がする。

でもそれに甘えちゃいけないって社会が教えてくれる。



コメント

nophoto
Martin
2014年6月26日7:27

Full of salient points. Don’t stop beevliing or writing!

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