幼稚な自分

2011年8月7日日常

おばあちゃんが入院した。

一応、覚悟はしといてください。
っと医者からは言われているらしい。

とは言え、半年前にも同様に
入院して同じことを言われているので
なんとも言えない。

僕はこれまで、身近な死としては
3人の死を目の当たりにしている。

母方の祖父母、父方の祖父。

最初は、小学校3年生の終業式の日の朝に
連絡があった。
その時の母の切羽詰ったような、怒鳴るような
そんな尖った声が今だに忘れられない。

それ以来、その日の朝食に食べていた物を
母は口にしていない。

子供ながらに鈍い痛みを感じたり、
母の悲しみを見たりして、一緒に泣いたり。
でもね、全然分かってなかった。
その涙の意味も母の気持ちも・・・。

大学生の時にも2度、死を見てきた。
もう結構いい年なのに、やっぱり分かってなかった。
何でだろうね。
あんなに優しくしてくれて、かわいがってくれたのに。
住んでる場所が遠いから？
年に数回しか会ってなかったから？

どこか他人事のような感じがどうしてもあった。
きっと僕が幼稚だったから、そして人間味に
欠けていたからだと思う。

こんな孫で本当にごめんね。
ごめんなさい。

僕の成長は人よりも遅い。
そんな感じがする。
考えが甘いと言うか何と言うか・・・。

この年になって、ようやく人のつながり
人の痛み、死の重み、そんなことの
意味が分かって来た。

もっと早くそのことに気づいてたらと
思うが、こんな痛みをまともに受け続けられるのか
というとそんな自信はない。

今だって、上司のお母さんの死、おばあちゃんの
入院で動揺してるのに。

いろんな人たちの悲痛な思いや、悲しみ、
心配や不安。
想像してたじろぐ自分がいる。

昔の自分の方が強かったのかなって
考えてしまったりする。
分からない。

人の定めと簡単に言うけど、
何故こんな重いものを背負わされ
なきゃいけないのだろうか？

myself

http://www.youtube.com/watch?v=kQNUVu4JSu4