加害者家族

2005年1月16日
 ある雑誌に北海道で起こった高校生殺害事件について書かれていた。残念ながら、僕はその事件のことを知らなかった。昨年に起きたらしいが、概略は以下のとおり。高校に入学してから付き合った彼女に実は彼氏がいて、それがばれてその彼氏が大激怒。呼び出されて、ぼこぼこにされた挙句死んでしまったという事件。
 今回の記事で書かれていたのは、その後の加害者家族についてだ。なんとほとんど謝罪なかったそうだ。周りから「被害者家族の感情が高ぶっているから、まだ行かないほうがいい」と言われたから遠慮していたとの言い訳。しかも免許を持っているのに、「免許持っていないし仕事が忙しいから行けない」って逃げていたらしい。線香をあげにいくってのは当然じゃないだろうか。それを受け入れるか受け入れないかは被害者家族が決めることであって、最初から行かないって考えが納得できない。
 取材の人が、話を聞きにいくと「人を殺しはしましたけど、息子には将来があるんです」だって。何の関係もない取材人がいきなり行くのは、確かに迷惑かもしれない。しかしそれを差し引いてもその態度はどうだろうか。まるで自分達が被害者かの言い分。
 人の命って何なんだろうね。もっと大事にされていいものじゃないのだろうか。万引きで捕まったのとは訳が違うのに・・・。
加害者の少年は、3年くらいで社会に出てくる。人を殺したのにだ。人の生涯をたった16年で閉じてしまった罪はそんなものなのか。若気のいたりなんて言葉で片付けないで欲しい。
 世間から冷たい視線に晒されるのは気の毒に思う。でもそういうつらさに耐えてこそ、罪をつぐなっていけるんだろう。

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