心からの祈り

2004年9月4日
 祖母が先日から入院している。病名は大動脈弁狭窄症。は???って感じの難しい病名。ほっとけば1〜2年の命だが、手術すれば2〜3年生きられるらしい。微妙過ぎて決断が非常に難しいように思う。なにせもう80歳を超えているのだから、手術がどれだけつらいかも分かっているし・・・。
 今日朝早くから父と母が下関へと向かった。父は上記の余命を医者が祖母に直接伝えたことに怒っていた。本人を前に言うことか?と。確かに癌告知と一緒なのだから、少しは気を使え!ここにもいたか馬鹿医者が!
 先日読んだ「介護入門」の中の記述を思い出す。著者は、渡航先で祖母が倒れたことを知るのだが、渡航前に先祖の墓に母と祖母の平穏無事を祈っていた。「俺の心からの祈りを力添え出来ぬほど霊力なき先祖など祀るに値せぬ。(中略)おばあちゃんが死んでいたならば、命がけで家も先祖も滅ぼしてやる」と帰国飛行機の中で必死に無事を祈る姿が何とも心に響く。荒々しい言葉だが、魂が込められていると感じた。
 僕もまた、祖母の無事を祈る。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索