犠牲者

2004年7月9日
 父と仕事の話をした。父も仕事がないんだって笑ってた。元々父はパイロットで航空系の職につくべきなのに今は船に乗っている。そこそこの役職なのだが所詮は畑違いで、船舶出身者が取り仕切っているらしい。どちらかと言うと名誉職的な位置付けで特に決まった仕事があるわけではないとのこと。
 僕はそれを聞いて胸が苦しくなった。なぜならそんな職につけたのは僕なのだから。僕の病院のことを考え横浜に転勤希望を出してくれた。そこには航空系の仕事がないことを分かっていてだ。つまり父は僕の犠牲者だった。誰かの犠牲の上に成り立っている僕の現在。僕には文句を言う資格はない。
 

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