シグナル

2004年6月7日
 今日もニコニコ15時退社をした僕は、恒例の注射を打ちに行ってから帰宅の途に着いた。ちょうど父親から健康診断で家の近くの病院にいるとのメールが来た。先日の母親のこともあって寄ってみることにした。検査を終わって先生の話を聞くところだったので、同席させてもらった。狭心症の疑いがありますとの衝撃的な内容だった。カテーテルを血管に挿入して詳しく調べたほうがいいでしょうとのこと。それを聞いて明らかに父はへこんでいた。そりゃそうだ。今まで健康そのものの男だったのだから。
コレステロールもべらぼうに高く、油もんとか取りすぎなんだろう。検査は2、3日入院が必要で、確率は低いが血管を傷つけたりして危険が伴う場合もあるので相談しながら決めていきましょうとのこと。
 先生も僕が来ていたことで、ほとんどこちらの顔を見ながら説明していた。保護者代わりだと思ったのだろう。父も説明後「かっこ悪かった〜お前を呼ぶんじゃなかった」と嘆いていた。後で聞くと、最近体調がよくなかったので普通の健康診断だけではなく、追加で脳波検査や負荷心電図をわざわざやってもらったらしい。恐らく今日の結果を聞くのにも不安があったのだろう。だから僕にメールをよこしたんだと思う。普段なら「来なくていいよ」と言うはずだから…。
「病院にいる」とのメール。来いとは言ってない。それでも普通と違う、どちらかと言えばいて欲しいとのシグナルだったように思う。
思い過ごしかもしれないけれど、父の弱さを少し見た気がした。もう少し周りの声に耳を傾ける必要があるのだろう。
 しかし、病院が続いている…。よくない傾向だ。

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