立場が逆になって…
2004年6月1日 昨夜寝ていたら部屋の押入れの開く音がして目が覚めた。見ると母親が布団か何かを出していた。どうしたの?と聞くと震えた声で「寒気がして震えが止まらない」。そのまま自分の部屋で電気毛布をセッティングしていたが、その間ずっと震えていた。熱を測ると37.6度だった。しばらく様子を見ていたが一向に震えはおさまらず、体も暖まらないようだった。「あんたが副作用で苦しんでいるのを見てたけど、こんなにしんどいんだね」と泣きながら震えに耐えていた。確かに僕の注射を打った後と同じような症状だった。もちろん彼女は注射なんて打ってないのだが…。決定的に違うのは、僕の場合そうなると分かっているということ。理由もわからずその状態になるのはどんなに不安なことか。15分して再度測ると38.5度。病院へ連れて行くことにした。
救急病院を探して車で連れて行った。幸い近くにあったが数人の先客があったためしばらくロビーで待たされた。まだ寒気は治まっておらず熱は39.6度を超える勢いだった。ついに気持ちが悪くなり吐いていた。理由が全く分からない。風邪の症状もなかったし、本当に突然なのだ。
以外に冷静な自分がいたが、時折覗く不安に目を背けるのに精一杯だった。このまま倒れられたらどうしよう。恐い…。僕はその痛みに耐えられる自信がない。親より先に死ぬのは最高の親不孝だと思いながらも、自分の寿命をくれてやるから助けて欲しいと祈った。
血液検査などしてもらったが特に異常はないようだった。恐らく風邪の一種だろうとのこと。それを聞いて母親も少し元気を取り戻していた。家に帰った時は既に3時を回っていた。
身内に病気をされるってのがこんなに恐いものだとは思わなかった。
こんな不安を両親はずっと抱いていたんだな、と痛感させられて非常に恐縮してしまった。
やがて来るとは知りながら、限りある命を持った僕らは何と無常な世界にいるのだろうか??
救急病院を探して車で連れて行った。幸い近くにあったが数人の先客があったためしばらくロビーで待たされた。まだ寒気は治まっておらず熱は39.6度を超える勢いだった。ついに気持ちが悪くなり吐いていた。理由が全く分からない。風邪の症状もなかったし、本当に突然なのだ。
以外に冷静な自分がいたが、時折覗く不安に目を背けるのに精一杯だった。このまま倒れられたらどうしよう。恐い…。僕はその痛みに耐えられる自信がない。親より先に死ぬのは最高の親不孝だと思いながらも、自分の寿命をくれてやるから助けて欲しいと祈った。
血液検査などしてもらったが特に異常はないようだった。恐らく風邪の一種だろうとのこと。それを聞いて母親も少し元気を取り戻していた。家に帰った時は既に3時を回っていた。
身内に病気をされるってのがこんなに恐いものだとは思わなかった。
こんな不安を両親はずっと抱いていたんだな、と痛感させられて非常に恐縮してしまった。
やがて来るとは知りながら、限りある命を持った僕らは何と無常な世界にいるのだろうか??
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