手術前夜

ついに明日に迫ってしまった。12階から担当の10階病棟に移動していよいよだって感じがしてきた。
下半身麻酔かと思っていたら、白血球の量から全身麻酔へ変更になった。脊髄への影響を避けるためとの事。ちょっと安心したような恐いような。眠ってたら終わるほうが良いかなってちょっと思ってしまったが。
何が嫌って、おしっこの管を入れられること。はあもう二度としないと思っていたのに…。それと今日初めて知らされたけど、剃毛しなきゃいけないってこと。こう書いている今既にあそこの毛は剃られてしまっている。ふう、まさかこんなとこで自分のムスコを何度も披露することになるとは…。12階病棟でされなかっただけでもまだましかも。
バリカンでやってるだけだから、5ミリくらいの長さで残っている。動く度にパンツに引っかかって気になってしょうがない。久々にあらわになったアソコを見て少し懐かしく感じてる自分に気づいた時は、思わず苦笑してしまった。
明日は一日中ねたっきりだけど、早ければ明後日には次の日記が書けるはず。盲腸程度の手術だから間違いはないだろうが、人工的に眠らされるってのはどうも不安が残る。手術が終わって目覚めた時に、僕の体には傷が一つ増えている。それでも変わらない世界が待っているだろう。当たり前だけど…。
手術前夜には睡眠薬を飲まされるらしい。余計なことを考えるなということだ。