試練は続く

2004年2月9日
体調は相変わらず不調なのに、それに付け加えて陰部に鈍痛が走るようになった。昨日風呂に入って気づいたが、陰嚢に細い血管が数本も走っていてところどころに血溜ができていた。いやーな予感がしてネットで泌尿器科の病気を見ていったところ、症状に合致するものがあった。不妊の原因になるらしく、手術が必要と書かれていた。[子供ができないかもしれない」やや目の前が暗くなった。
ここが病院でよかったとこれほど思ったことはない。早速泌尿器科へ予約を入れてもらって診察してもらった。初めて父親以外の男性に性器を触られた…。CTで陰嚢を見てすぐに病名が判明。ネットで調べていた病名そのものだった。しかもかなりの重症…。
肝臓が落ち着いたら手術をした方がいいとのことだが、「活動性肝炎だとこっちもうつる可能性があるから手術はしづらい」ってことらしい。
とりあえず精巣の片方は大丈夫そうだと言われて少し落ち着きを取り戻したが、精液検査とホルモン検査をしないとはっきりとは分からないらしい。
病室へもどる足取りが重かった。ご飯ものどをとおらない。肝臓病では思わなかったが、さすがに「なんで俺が…」って想いがこみ上げてきた。呪われてるのだろうか?と真剣に考えてしまった。その反面、何か不幸な男の小説を読んでるかのように俯瞰している自分がいるのには少し驚いた。
父親にメールで連絡した。返信がきた「どれだけ試練がくるか知れんが打ち勝っていくしかない。勝ち上がる日が来る」
泣いた。我慢していたものがこみ上げてきた。身近な人に優しい言葉をもらったことにより現実感が出てきてしまったらしい。ちょうど母がトイレに行っていたので、戻ってくる前に涙を止めるのが大変だった。
這い上がれる日がくるのだろうか?

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