抱えきれないもの

2004年1月27日
先日看護師さんからもらったイントロンの説明冊子を主治医に取られた。理由は「これはC型肝炎用だから」。
そんなことは初めから分かっていて、ただイントロンという新しい薬について見ていただけなのに。しかも2回も来て「他に余計なものはないよね」。こんな物を見てるから余計な事を言ってくるんだくらいの勢いだ。何なんだろう。そんなに余計な知識を付けさせたくないのだろうか?確かに患者を不安にさせないってのは正しい方向性だと思う。しかし本来は全てを患者に説明して納得させるってのが普通じゃないだろうか?主治医の場合、情報を与えないってのがありきだ。このご時世情報はいろんなところから入手できるのに隠しても意味がないように思う。後々あれやこれやと言われるくらいなら最初からカードは全て見せておくのが得策じゃないだろうか?結局はそれが自分の身を守ることにもなるだろうに…。
言われたことしかしない駄目社員を連想させる。しかし彼らの方が客という厳しい目にさらされている分救いようがある。

入院してから病院に対する文句ばっかりだ。
今回入院して二人の懐かしい顔に出会った。以前同室だったことがある人達だ。「そっちもまたか?」てなあいさつと「癌だと宣告された」との衝撃的な告白だった。しかも二人ともが…。
そんなことを僕に言われてもと困惑した。きっと一人では抱えきれないのだろう。そう思いながらもどうしてあげることもできない…。
なんて重いのだろう。

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