起こり続ける死

2003年12月7日
車椅子に乗って来て食堂でご飯を食べていたおじいちゃんの姿を最近見ない。看護師さんに車椅子で連れてきてもらい、わざわざ食堂で食べていたのだ。
部屋は個室だったのでこそっと部屋の前に行ってみた。名札が外されていて空室になっていた。いつのまに…。亡くなったのだ。2、3日前なんだろうか?
常に起こり続けているってのは頭では分かってたつもりだった。いつかくる自分の死を漠然と認識するような感じだろうか。
看護師さん達の態度に変化はなかった。仕事だから当然といえばそうなのだが…。ベルトコンベアにのって商品が出来上がるように子供も生まれる。そして廃品回収のように人の命も次々とこの世での役割を終えていく。とてもあっさりと。寿命だからと残された人間は納得したりする。それくらい当たり前の出来事なんだよね。死というのは…。悲しいね。

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