狂気
2003年11月25日血清検査の日だった。結果は惨敗、というか先週と変わらずだった。またしても退院は遠のいて本当に年末が見えてきた。
主治医もちょっと困っており、「系列の大学病院に一度見てもらってはいかがでしょう？」とさじを投げそうな雰囲気だった。
そんな結果も気にせず外出をした。気にしていないはずだった。街を歩いていていろんな人とすれ違い、誰もが普通に過ごしていた。僕も例外ではない。きっと他の人から見たらごく普通の通行人にしか見えないだろう。僕の体調も悪くなくみんなと何が違うんだろうって思いが頭を駆け巡っていた。今ここで僕の血をばら撒いたらどうなるだろう？って恐い考えがふと浮かんだ。実行する気もないがとても恐ろしい考えだった。そんな思いが浮かんだことによって、やはり僕は健康な人とは違うんだと思い知られた。
主治医もちょっと困っており、「系列の大学病院に一度見てもらってはいかがでしょう？」とさじを投げそうな雰囲気だった。
そんな結果も気にせず外出をした。気にしていないはずだった。街を歩いていていろんな人とすれ違い、誰もが普通に過ごしていた。僕も例外ではない。きっと他の人から見たらごく普通の通行人にしか見えないだろう。僕の体調も悪くなくみんなと何が違うんだろうって思いが頭を駆け巡っていた。今ここで僕の血をばら撒いたらどうなるだろう？って恐い考えがふと浮かんだ。実行する気もないがとても恐ろしい考えだった。そんな思いが浮かんだことによって、やはり僕は健康な人とは違うんだと思い知られた。
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