若いのに大変

2003年11月21日
って最近よく言われる。まず「若い」??ってところ。そりゃ今いる病棟はお年寄りがほとんどで20代なんていない。でも「転勤で大阪に来たの?てっきり学生さんかと思った」それは言いすぎでしょ。
そいでもって年寄りは病気をしても大変じゃないかと言うと決してそんなことないよね。50、60歳になって今打っている注射をしてこの副作用に耐えなきゃいけなかったらかなりしんどいなって思う。若いから体力や気力で我慢できて、なおかつまだ残りの人生がたくさん残っているって思えるから頑張れてる気がする。そこそこ生きてこの状況だったら結構へこむんじゃないかな、希望を持つのが難しくてお先真っ暗だって。
・・・よく考えたら僕もまだ希望を持ってはいなかった。ただ発病当時は、若いゆえに残されているであろう時間の多さを嘆いていた気がする。あとどれだけ闘病生活をしていかなきゃいけないんだろうって。でも最近はその時間の中に期待を見出し始めている。時間があればまだいいことあるんじゃない??短いよりは可能性大きいよね。ってな感じかな。他力本願のところは相変わらずだけど…。
生きる意味?ってことに対する答えをある程度用意できるようになったこと、そして自分本位だったのが他人の幸せを素直に喜べるようになったってことだけでも病気になった価値はあったように思う。若いうちに学んだことによって残りの人生が大きく変わるんじゃないかな。実際既に変わっている気がする。
病気によって失ったこれまでの自分、例えばそれは愛する人であったり会社での位置づけだったりする。
僕の存在意義を確認することができていたそれらの物を失ってしまったダメージは大きいけれど、その代わりに手に入れたものを今後僕は大事にしていかなければいけないと思う。

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