批判

2003年11月2日
インターネットの検索エンジンで僕の病名を検索すると何件か出てくるのだが、その中で闘病日記なるものをつけている方がいる。個人のHPを立ち上げていたのを少しのぞかせてもらった。
話口調??から大阪の人とすぐに分かった。日記を読み進めるうちに医者への不満などが結構書かれていた。どこの医者もこの病気に関しては「人それぞれ」ってことではっきりした説明を聞けないものなんだなって思っていた。そこに病室からの風景や食事、病室内の写真も掲載されていたのだが、どれも見覚えのあるものだった。そう、いまいる病院だったのだ。
看護師さんに聞いてみたところ、その人のことを覚えていた。そして僕と同じ病気の患者さんからよくその話をされるとのこと。例の医者もなんと僕の主治医さんだった…。これはこっそり教えてくれたのだけれど。
一年半くらい前に退院しており、現在は病院も変えているらしい。もちろん医者への不満からだ。
なんだかな〜。批判先の真っ只中にいるっちゅうの。
知識とかはさすがにあるみたいだけど、患者への態度は全くなってない。平気で病気の重荷を感じさせる発言をするし、病気の説明にしてもある程度分かってないと理解できないような難解な説明をするのだ。しかも治療方針の決定はいいかげん。例えば飲み薬をいつまで飲むのか聞くと「じゃあ止めましょうか」との発言。なに〜飲む必要ないのか〜っ。
よくこんな病院に3回も入院してるなって思う。でも同じ病気で継続している時に医者を変えるのはとても勇気がいる。よっぽど信頼できる医者がいるのなら話は別だけど。医者は恐いものだとの認識は今だ根強い気がする。故に上からものを言う態度も横行していたりする。ちょっと前に医者のマンガがはやったけど、縦の関係はかなりの強さだ。病院の株式会社化論議には賛否両論あり金儲け主義になったら困るってのは分かるけど、採算を取ろうとするのは今も変わらない。なるべく高い薬を使おうとしてるじゃない、実際。現患者から言わせてもらえれば安心してかかれる病院を増やして欲しい。
そんなこと本当は株式会社化とか関係なく、医療従事者の心構え一つなんだけどね。人としてって話しだよ。
最近医療事故が多い気がするけど、急に増えたわけではないと思う。今までは隠されてたから分からなかったってだけだろう。
医者になった時から既にそうだったとは思わないけど、いろんな患者を診たりしてるうちに患者がベルトコンベアに乗ってる商品に見えてくるんじゃないだろうか。「なれ」はどこにでもある。でもそれは手抜きをするためじゃない。熟練したってことのはず。何かを完璧にこなし続けているのは素敵じゃないだろうか。かくありたいものです。
主治医の先生、病気だけを見ないでください。病気を持っている本体である僕を見てください。

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