コントラスト

2003年8月3日

絵画教室の無料体験2回目。題材は円柱だった。直線しかない立方体でも苦労した僕は、案の定円柱にまんまとやられた。曲線って難しいのなんの。
円の左半分はまあなんとか描けるけど、右半分の描きにくいこと描きにくいこと。裏拳使う感じっていうのかな。手がプルプル震えて左右対称の円が描けない…。しかもライトを近くから当てて明暗のコントラストを作らなければいけなかった。
でも楽しい〜絵を描くって。普段味わえない変な集中力が出る。気が付くとあっという間に時間が経ってる。ということで正式入学を果たしました。
　絵画教室の帰り浴衣姿がたくさんあった。地下鉄が淀川を渡るとき気が付いた。今日は淀川の花火大会だったのだ。一瞬にして昨年の花火大会を思い出した。ちょうど入院していた僕は病院の窓から見える花火をあの子と、そして僕の両親の4人で見ていた。それがあの子と見た最後の花火だった。
通り過ぎる浴衣姿を見ながら悲しみが込み上げてきた。自分の不甲斐なさを噛締めながら…。
土手には既に人でいっぱいになっていた。あんなに大勢の人が幸せそうなのに、そこに僕はいなかった。
僕の絵より明暗がはっきりしていた。