温かい気持ち

2003年6月30日
我が家族は昔から仲が良い。転勤する度に家族旅行へ出かけたりしている。子供が自立してからは夏休み、正月と必ず実家に集合している、まあごく普通の家庭かな。二年おきぐらいに実家の場所が変わっており、僕ら子供にとっては帰省ではなくちょっとした旅行感覚に近いかも…。
一見仲が良さそうだけど、会話になると親ばかりしゃべっていて子供は相槌を打ってることが多い。特に僕は親を疎ましく思っていた。ふっと考えてみると高校生の頃からだ。しかも彼女ができ始めた頃と一致する。そう僕は彼女ができると彼女のことだけで精一杯になって自分の大切な家族を蔑ろにしてきた。
彼女には優しくできるのに両親にはできてなかった。それは社会人になってからも変わってない。
今回の帰省で少し変化があった。彼女に接するように両親と会話が普通にできた。温かい気持ちを抱きながら接していた。そのことは両親だけではなく僕と関わりのある人に対しても、極端一言二言の挨拶しか交わさないような店員さんとかにも抱いている。
人は恋愛していると優しくなれるってよく聞くけど、僕にとってはそれは彼女だけに向けられた優しさだった。二人だけが幸せだったら良いってところが少なからずあったと思う。もっと掘り下げると、僕は自分だけが幸せな気持ちであればよかったんだろう。彼女が幸せかさえもあまり考えてなかった。
僕の中の恋愛感、愛情が間違っていた気がする。素敵な恋愛をしていたんだろうか?犠牲にしてきた物もかなりあるんだろうな…。

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